席主と詰将棋を解こう(上級・有段者向け)その4
古典詰将棋など著作権フリーな詰将棋の問題を探して解いていきましょうという実験的な記事です。
「待宵」渡瀬荘次郎作
1866年の刊行
最強棋士といわれることもある天野宗歩のお弟子さんです。
答えは下の方です。
・何手詰かは伏せます。(私も知らずに解いています。)
・昔の作品なので余詰、駒余りがある場合もあります。
・目安の時間は私独自の見解なのでお気になさらず。
① ②
③ ④
⑤ ⑥
↓①
▲3一角△同玉▲1三角△同桂▲2二銀△同玉
▲3四桂△3一玉▲4二歩成△2一玉▲2二金 まで11手詰
私は1分12秒かかりました。どこかで3四桂と打つのは見えるとして1三角はもっと早く気づきたかったです。
理想: 10秒以内
次善: 20秒以内
普通: 30秒以内
のんびり:3分以内
②
▲3二銀△4二玉▲5一銀△同王▲1一飛成△6二玉
▲6一龍△同玉▲7二と△5一玉▲4一金 まで11手詰
私は53秒かかりました。高段者レベルであれば5一銀はそれほど難しくはないでしょう。
理想: 10秒以内
次善: 20秒以内
普通: 30秒以内
のんびり:3分以内
③
▲6二飛成△8三玉▲8四歩△同玉▲8二飛成△7五玉
▲8五龍△同玉▲8六金 まで9手詰
私は解くのに57秒かかりました。
8四歩がすぐに見えるかどうか。手数よりは簡単だと思います。
理想: 5秒以内
次善: 10秒以内
普通: 20秒以内
のんびり:2分以内
④
▲5二歩成△3一玉▲4一と△3二玉▲2四桂△同歩
▲4二と△同玉▲5一銀△3二玉▲4一角成△同玉
▲4二金 まで13手詰
私は解くのに13分45秒かかってしまいました。
2四桂は見えるのですが今しがた成った歩を捨てにいく手が盲点でした。
しかし高段者であればすぐに解けそうです。
理想: 15秒以内
次善: 30秒以内
普通: 60秒以内
のんびり:5分以内
⑤
▲2四金△同玉▲2五金△1三玉▲1四金△同玉
▲2四金△同玉▲2五香△3四玉▲2三角成△4四玉
▲4五馬 まで13手詰
私は解くのに1分37秒かかりました。
まず二度の2四金はすぐに気づくこと。
そして4五馬で玉が捕まえられるイメージがあればすぐに解けるでしょう。
理想: 10秒以内
次善: 30秒以内
普通: 1分以内
のんびり:5分以内
⑥
▲7二金△9二玉▲8四桂△同歩▲8二金△同玉
▲8三銀△7一玉▲7二角成 まで9手詰
私は22秒かかりました。
良く見かける筋の問題ですね。
理想: 5秒以内
次善: 10秒以内
普通: 20秒以内
のんびり:2分以内
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